<第三十二回>麻雀:七対子はどんな時に狙うか?~七対子かメンツ手か迷った時~

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こんにちは。

麻雀大好きともさんです♪

最近麻雀をしていて「これは七対子?それともメンツ手?」と悩む時が何回かありました。

皆さんは対子が増えてきた時、七対子へ向かうかメンツ手で行くか迷った事はありませんか?

まずは、「七対子一直線!!」など決めずに、出来るだけ七対子にもメンツ手にもどちらにも行けるように天秤をかけながら打つのが良いかと思います。

しかし、どちらかに決めなくてはいけない場面も出てきます。

そんな時はどうするか。

例題とともに考えを書いていきたいと思います(^^)/

 ※萬子(マンズ)=m・索子(ソウズ)=s・筒子(ピンズ)=p 

<七対子>について

はじめに、七対子についてサラッと復習♪

門前(メンゼン)のみで成立します。

七対子(チートイツ)とは、対子を7組揃えると成立する役で2翻役です。

2つで1つのブロックとなるため、同じ牌を4枚では使えません

また、「イーペーコーと七対子」や「リャンペーコーと七対子」は複合しないため、どちらか高い方の役のみとなります。

<七対子はどんな時に使いやすいか>

  • 七対子+混一色
  • 七対子+混老頭(ホンロウ)
  • 七対子+ドラドラ

の時は点数も高くなるため、使いやすいなと感じています(^^)

裏ドラが乗れば高くなり、高打点が必要な時に活躍します♪

<対子が3つある時>

下の写真では何を切りますか?

対子が3つある時

「3ヘッドの時はトイツを1つほぐして2ヘッドに構えることで、トイツ固定による3ヘッド維持より受け入れ枚数が多くなります。」

3ヘッド最弱理論は打姫オバカミーコの中で提唱された理論です。」

ウザク式麻雀学習牌効率 G・ウザク著

引用にあるように「2ヘッドは強い」「3ヘッドは弱い」と言われています。

この理論を元に考えると、上の写真はどちらも3ヘッドのためどこかの対子をほぐした方が良いと考えられます。

上の牌姿では5m切り下の牌姿では6m切りが受け入れが広くなる打牌と考えられます。

<対子が4つある時>

下の写真では何を切りますか?

例題①

<例題①について>

上の牌姿も下の牌姿も4対子あります。

「対子が4つ以上ある時」はチートイを視野に入れて打つことが大事だと思います。

できれば、七対子とメンツ手の両方を維持しながら進めたいです。

そのため、上の牌姿では2m切り下の牌姿では7p切りが良いと思います。

何かもう1つ重なったら完全に七対子狙いになります。

上の牌姿ではペン3sやカン6mが入ればメンツ手に移行できそうかなと思います。

しかし下の牌姿ではカン2sやカン4mなどが入っても、まだカンチャンが多く残るため、よほどサクサク入ってくる以外はメンツ手は難しそうに感じますので、この時点で七対子狙いでも良いかなと思います。

例題②

<例題②について>

こちらも4対子ある牌姿です。

こちらもメンツ手で自力で聴牌するのがちょっと難しいかなと感じます。

この時は鳴いて「タンヤオ」も頭に入れ、1p切りします。

南場の自分の最後の親番でラスの状態、必ず和了るか聴牌しないといけない状況や終盤になってきたら、ポンやチーできる牌は鳴いて頑張ってタンヤオに向かうのも良いと思います。

<対子が5つある時>

下の写真では何を切りますか?

例題①

<例題①について>

上の牌姿では、1pをツモ切りすれば、イーシャンテンで1mか7sか北を重ねればリーチが打てます。

これはだいぶ意見が分かれると思います。

どの例題でも「何巡目か」「ドラは何か」「点数状況など」が重要となってくると思います。

この時、1pがドラならほとんどの人が七対子を狙うと思います。

また、ドラが1mで自分が北家であれば1pツモ切りです。

何も情報が無い中、受け入れ枚数を考えると七対子で構えた方が聴牌への受け入れは多いため、七対子狙いが良いと思います。

下の配牌では、2mツモで2m3m4mとメンツが出来ましたが、他のメンツがカンチャンやペンチャンやシャボになりあまり良い待ちにはなりません。

こういう時は思い切って七対子を狙い4m切りではいかがでしょうか?

例題②

<例題②について>

6ブロックあり、どこかのブロックを切らなければメンツ手でも聴牌できません。

七対子とメンツ手の両方に行けるように「7p、8p」切りが良いと思います。

7sや4mを切っても両面を切ることになってしまうため、どのみち両面を切るのなら、対子のないブロックを切りましょう(^^)

<結論>

・3対子の時はメンツ手の方が受け入れ枚数が多くなるため、対子をほぐしてメンツ手で行くことをお勧めします。(3ヘッド最弱理論)

・4、5対子ある時は、出来れば七対子とメンツ手の道の両方を維持(天秤にかける)しましょう。

・4、5対子ある時、ペンチャンやカンチャンが多く、メンツ手で行っても最終系が待ちが悪くなるのであれば七対子に行くのをお勧めします。

・5対子ある時は七対子イーシャンテンとなるため、受け入れが良く最終系も両面になる平和系または3色などの高い手役が絡む以外は七対子に行くことをお勧めします。

・5対子あり、受け入れが良く最終系も平和系になる場合はメンツ手の方が良い時があります。(七対子は常に単騎待ちになるため、意外とイーシャンテンから聴牌まで長くなる時がある)(下の写真参照)

七対子イーシャンテンですが、7mか8mを切ってメンツ手へ!!

上の写真では、七対子イーシャンテンですが、メンツ手で「メンタンピン赤」の高得点を狙え、かつ最終系が良い待ちになるため、7mか8mを切っていくのが良いと思います⭐︎

・七対子は門前役であり鳴いて他家から牌をもらう事が出来ないため「必ず聴牌したい」時などには向かないですが、高打点が必要な時は裏裏期待で狙う価値はあります♪

コメント

  1. 麻雀俳人ヨット より:

    3ヘッド、4ヘッドで七対子を狙う際の教科書のような分かりやすいブログですね!私もほぼ同じ考えですが、改めて読むと考えが整理されてすっきりします。

    七対子は特殊な役ですので、今回のような教科書の他に、戦略的なブログも書けそうですね。5ヘッドになった時の3牌の残し方、5ヘッドで1つが暗刻になった場合の四暗刻との天秤、立直にするかダマにするか、地獄待ちの選択、捨て牌の作り方等は色々な考え方があると思います。

    七対子を制するものは麻雀を制すとまでは言い過ぎですが、七対子をいかに戦略的に活用するかは、麻雀の勝率を上げる近道だと思います🀄️

    まとめるの難しそうですが、機会があったら七対子戦略版ブログもお願いします🙇‍♂️

    • tomo-sann より:

      コメントありがとうございます!
      「七対子について書こう」と思って書いてみましたが、意外と奥深く、ヨットさんのおっしゃる通り戦術的な事や、今回はメンツ手との天秤でしたが、トイトイや四暗刻との天秤なども書きたいと思いました!!
      また、ヨットさんのコメントを見て「立直にするかダマにするか、地獄待ちの選択、捨て牌の作り方」など新たな題材発見になりました!
      タイムリーに昨日のMリーグでも「凄く良い七対子」と思う場面もあり、今度の「七対子について第二弾」で載せたいと思います(*^^*)
      後は本当に巡目や点数状況、ドラの有無などでも変わってくると思うので、実践的な捨て牌もある形でブログをトライしてみたいと思います♪
      その時は私の勉強にもなりますので、ヨットさんのお考えも教えて頂けるととっても嬉しいです☆
      よろしくお願い致します!

  2. 麻雀廃人アクト より:

    例題の見解全て納得です(^^)七対は特殊な役で全ての役のなかで1番カンに左右されます、また1番面白い役とも言えます!自分で上がる牌選べるのは楽しいですね。選んだ牌で上がれた時は特に嬉しく感じます、打ち込んでしまった時は悔しいですよね。また欲しい点数狙いやすい利点あります、ドラ待ちでツモ期待、よくあります。

    • tomo-sann より:

      コメントありがとうございます!
      アクトさんにそう言って頂けると自信を持つ事が出来、とっても嬉しいです(*^^*)
      確かに、自分で牌選択出来るのは楽しいですよね!
      自分で選んで残した牌で和了れたら最高です♪
      どちらかと言うとメンツ手が好きな私ですが、改めて七対子について考えると「七対子も良いなぁ」と感じました。
      「ドラ待ちツモ期待」オーラスの条件などで結構必要たったりしますよね!七対子侮れません。
      七対子と言うと、未だにアクトさんの赤5s切りリーチに一発で2s振り込んだのを思い出します(笑)

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